文系による第一級陸上無線技術士 合格体験記

 

令和4年度第一回 第一級陸上無線技術士を受験してきました。

 

結果は「合格」でした。

 

 

実際に私が勉強した方法と試験内容についてご紹介したいと思います。

 

結論からいうと、「過去問を繰り返し学習すれば合格できます」

 

ー 自分のプロフィール ー

IT系企業に勤務していますが、元々は文系のため、計算問題について苦手意識ありです。

電気通信主任技術者(伝送交換)取得済みです。

 

ー 第一級陸上無線技術士について ー

第一級陸上無線技術士は「一陸技」とも言われている。

(転載)すべての無線局の業務用無線設備において、技術的な操作ができる資格です。一陸特の上位互換にあたり、陸上無線従事者の最高峰の資格となります。

 

一陸特は携帯基地局とかを扱うことができますが、一陸技はその上のテレビ関係の基地局を扱うことができるようになるみたいです。

 

陸技を取得すると中高の助教諭の臨時免許が取得できます。また無線従事者として3年以上の実務経験を積むと教員免許(中学校二種免許「職業」、高等一種免許「工業」)の取得が可能になります。

また、職業訓練指導員(電子科)の受験資格

社会保険労務士の受験資格を得ることができます。

大卒でなくとも一陸技を取得することで社労士の受験が可能となるようです。

 

ー 試験内容 ー

①無線基礎

②無線工学A

③無線工学B

④法規

以上の4科目を合格することで資格取得をすることができます。

 

私は電気通信主任技術者(伝送交換)を保有していたので、

③無線工学B

④法規

の2科目受験となりました。

 

■無線工学B

125点満点で6割の75点獲得できると合格となります。

A問題は各5点で20問

B問題は各1点で5問あり、1問あたり5点分の問題があります

 

この科目は計算問題と文章問題が5:5の割合かなと感じました。

なのですべて過去問暗記で計算問題を捨ててしまうと55~65点ぐらいで不合格となりますので

計算問題も解けるようにしておく必要があります。

 

■法規

100点満点で60点獲得できると合格となります

A問題は各5点で15問

B問題は各1点で5問あり、1問あたり5点分の問題があります

この科目はすべて文章問題であるため、過去問暗記で対応できます。

 

ー 勉強方法と勉強期間 ー

勉強方法は「H27~R3」までの過去問を解き続けて各回9割ぐらい取れるようにしました。

本当にそれだけです。

使った教材はこちらです。

黄色い冊子が過去問で、その他二つが参考書みたいな感じですね

 

 

メインでは黄色本を活用していました。

黄色本の解説でわからないことをこの二つの本で見たりしていました。

※黄色本は法規の解説がありません!

使用率でいうと黄色本9割、参考書1割って感じでしたね

 

黄色本で足りない過去問は過去問周集サイトを使って勉強したりしていました。

 

理系の方は大丈夫だと思いますが

√やlogの計算、cm,m,kmなどの計算はできないといけません

文系の私でも過去問を何往復もすればある程度理解できるようになりましたので大丈夫だと思います。

 

ー 試験結果 ー

ネットの掲示板やTwitterでも書いてる人がいましたが

R4年度第1回は新問が多かったとのことでした。

無線工学Bはあまり変更がなく、過去問だけで自己解答で110点?ほど取れました

法規はたしかに過去問では見たことのない問題があり自己解答で75点?ほど取れました

法規については参考書を読んでいる方であれば8割以上はいけたのではないかと思います。

 

 

はい、以上のことから

過去問を繰り返し解くことで合格圏内に入りますので、一陸技を受ける方は過去問対策をしっかりしていただければと思います。

文系でも大丈夫ですよ!